loss
- Kazumi Sato
- 2017年3月9日
- 読了時間: 1分

敷きっぱなしの布団の上で、
ダラダラカップラーメンとか食べながら、喋りたかったな。
それか、なんにも話さなくて、ねっころがって、互いにドラえもんとか昭和のコミック読みふけったりしたかったな。
一緒に台湾にでも行って、おばちゃんの作ってくれたごはん食べたり、あやしい占い行ったりしたかったな。
したかったっていうか、今したいな。
NYの宿に借りたアパートで、わたしたち二人の部屋はぐちゃぐちゃで、
連夜のライブ通いとお喋りで、目の下のクマとか吹き出物とか酷い顔で、
買いまくったものや、洗濯物にまみれて、
朝ごはん食べてる二人の写真だとか、
一緒に作ったてるてる坊主の呑気な顔だとか見ていたら、
こんなに適当だったんだから、そんなまじめに死ななくてもいいじゃんって言いたくなった。
やっとちょっとだけ、泣きそうになったけど、やっぱり涙は出てこない。























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